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2024.08.05

ライオンズクラブ国際大会に参加して来ました

2024年6月19日からオーストラリア・メルボルンへ、ライオンズクラブの国際大会に参加してきました。
伊丹空港から成田空港を経由して、カンタス航空でメルボルンまで、約17時間の移動となりました。
メルボルンは日本と真逆の気候で、6月から冬になります。
ダウンジャケットや厚手のセーターなど、防寒対策でスーツケースがパンパンになりました。

世界160か国から12,000人のメンバーが集結し、盛大に次年度への引継ぎの式典が行われました。
メルボルン市長がスピーチで、経済効果が大きいが、それ以上に世界中の人々からアイデアを頂けることが大きいとの挨拶が有りました。
個人的には、ライオンズメンバーの躍動する姿を見て、エネルギーを沢山いただきました。

ライオンズクラブのことはさておき、オーストラリアで感じた事をお話しします。
まず最初に感じた事は、物価の高さです。
ラーメン一杯3,000円、焼き鳥1本1,000円、ペットボトルの水が300円等々です。
1LDKの家賃が週80,000円で毎週払いとのこと。
ただ、時給も高く、最低賃金が時間3,000円で、7月からは25%上がるとの事でした。
ちなみに、コロナ禍でも賃上げが有ったそうです。
物価が高いが、賃金も高いので、仕事のやりがいがあるとのこと。
案内をしてくれた、ガイドさんが20年前に日本(北海道)から来たとの事で、来た当時はオーストラリアの給料や物価は日本の半分以下だったそうです。
20年間で逆転です。
日本で言われている、失われた30年を実感しました。

次に感じたのが、若い人達が高齢の方をいたわる行動です。
どこのショップや施設に入っても、優しく接してくれます。
片言の英語も聞き取ろうとしてくれます。
一番感じたのは、トラムという路面電車に乗った時です。
メルボルン市内を碁盤の目のように走っていますので、滞在中は何度も乗って移動をしました。
乗ると必ず、若い人たちが、席を空けてくれます。
立つことは1回も有りませんでした。
日本のように、電車の中で、一斉にスマートフォンをいじることも有りません。
日本の若者との違いを感じ、日本の将来が心配になりました。

税金の話も聞きました。
税率は30%から46%とこと。
医療費は国民すべて無料です。
コロナで300日間のロックダウンが有ったそうですが、その間の給料は保証されたとのことです。
日本も政治家の懐に入れるのではなく、国民の為に税金を使ってほしいです。

働き方についても日本とは違います。
休日出勤、残業はしない。
休日出勤した場合は、振替休日を取って、有給休暇も含めて、年間の休日数は全て消化するとのこと。
働きすぎは、個人の税金が上がるので、ノーサンキュとのこと。
また、日本のように通勤手当が出ないので、そのぶんリモートワークが定着しているそうです。
発想の転換です。

泊まったホテルのすぐ近くに、世界一のクロワッサンの店が有り、3回も食べに行きました。
外はパリパリ、中はふっくらと美味しかったです。

ホーシャー・レーンという名の路地が有るのですが、通りの両側の建物の壁一面がグラフィティで埋め尽くされています。

日本のように橋脚や他人のガレージのシャッターに書くと落書きですが、場所を決めて、ルールを守れば、立派なストリートアートです。

オーストラリアまで来ましたので、シドニー経由で帰国することにしました。
シドニーでは定番のオペラハウスとハーバーブリッジ等々の観光をしました。
ゴンザビーチと言う砂浜が有るのですが、そこの砂が、日本の白浜の砂浜やハワイの砂浜に運ばれていると聞き驚きました。
多くの人と出会い、会話をして、沢山の思い出と知識を吸収し、27日の深夜便で帰国の途につきました。

最後にGACKTさんの言葉で締めたいと思います。
「知識は誰にも奪われない財産」
見分を広げましょう。